2017年12月5日火曜日

【山形通信11】2017年12月更新

皆様、こんにちは。

blog管理人です。落合先生から山形通信が届きました!
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 師走のお忙しいところ、失礼します。今年当地は雪の降り始めが早く、大雪の予感です。
 そんな折、114日、東北中央自動車道、福島大笹生ICから米沢北ICまでが開通しました。東北道と東北中央自動車道が米沢経由で接続し、福島・山形間のアクセスが容易となりました。雪深い所で難所になっていたところ、この道路の開通は冬でも安心な高速道路の完成といったところでしょうか。宮城経由の山形道とは別に、複線道路の完成で、今後ますます山形と他県との交流・活性化が楽しみになってきたところです。
 さて、山形通信、ご無沙汰となりまして、どうもすいません。いいわけにもなりませんが、人生初、7月末に骨折、手術、入院を経験しました。退院しても自主的にリハビリを続けているせいか、元気になりました。その節はいろいろとご心配をおかけいたしました。
 50歳直前のアクシデントでしたので、入院中、ベットの上で50歳という年齢について考えを廻らす時間がありました。ということで、中世の偉人たちの50歳について、改めて調べてみましたのでご報告しましょう。以下満年齢です。

平清盛、49歳で太政大臣になりますが、翌年病に倒れ、出家しています。
源頼朝、51歳で落馬。翌年死去。
北条泰時、50歳で御成敗式目制定。
足利尊氏、53歳で死去。
後醍醐天皇、50歳で死去。
足利義満、50歳、病により死去。
足利義政、54歳、銀閣の完成を待たずして死去。
太田道灌、54歳の時、暗殺される。
武田信玄、53歳、病により死去。
上杉謙信、48歳、病により死去。
織田信長、ご存じ人生50(実際は48歳か)
豊臣秀吉、50歳の時、惣無事令やバテレン追放令を発布。

 と、まぁざっと有名人だけ挙げたみたところで、重病となり、それが基で亡くなったり、暗殺という不幸に見舞われたりしている人が多いのに気がつきます。中には志半ばで亡くなった人もいたでしょう。暗殺は除いて、当時の平均寿命の問題とも関わりますが、以前は簡単にできたことができなかったり、視力や体力が落ちたりと。昔も今も、ちょうど身体の変調を来す年齢なのは一緒なのかもしれませんね。
 その一方で、北条泰時は武士として初めて武家独自の法律を定めていますし、豊臣秀吉は自力救済の中世社会に終止符を打つように、豊臣平和令を発令しています。特に泰時は、「ものを知らない夷(えびす)がかき集めた」法律と笑われるかもしれませんが、「人の心の正直を尊び、曲がったのを捨てて、庶民が安心して暮らせるように」、「当事者の身分に関わらず、偏頗なく裁定するための基準」として御成敗式目を作ったと述べています。『論語』「五十にして天命を知る」の境地に立った発言のような気がするのは私だけでしょうか。はたまた、人生の岐路に立つ年齢からの発言とも言えますでしょうか。
 偉人と比べるなんて恐れ多いのですが、以上、我が身体を振り返る中で、歴史における身体の重要性について改めて気づかされた、次第です。

 では今年最後のイベント、フィールドワーク、「常陸の中世史跡をめぐって」、どうかお楽しみに。
来年も宜しくお願いします!!

2017年11月30日木曜日

【例会日程連絡】1月度のご案内

18年1月度の例会は、1月20日(土)に決まりました。
詳細は別途ご連絡致します。

【例会連絡】12月度例会連絡

12月度例会のご案内です。
◆日時:12月9日(土)13:00〜15:30
◆場所:名細公民館
◆輪読:現代語訳吾妻鏡 
    第10巻「御成敗式目」16頁、寛喜三年十月大
◆当番:E、A班以上、よろしくお願い致します。

2017年11月2日木曜日

【例会日程連絡】12月度のご案内

17年12月度の例会は、12月9日(土)に決まりました。
詳細は別途ご連絡致します。

【例会連絡】11月度例会連絡

11月度例会のご案内です。

◆日時:11月18日(土)13:00〜15:30

◆場所:名細公民館

◆輪読:現代語訳吾妻鏡 第10巻「御成敗式目」

◆当番:D,E班

以上、よろしくお願い致します。


2017年10月6日金曜日

【例会日程連絡】11月度のご案内

17年11月度の例会は、11月18日(土)に決まりました。
詳細は別途ご連絡致します。

【例会連絡】10月度例会連絡

10月度例会のご案内です。

◆日時:10月28日(土)13:00〜15:30

◆場所:名細公民館

◆輪読:現代語訳吾妻鏡 第9巻 160頁寛喜二年(1230)閏正月小~最後180頁まで

◆当番:C,D

以上、よろしくお願い致します。


2017年9月4日月曜日

【例会日程連絡】10月度のご案内

17年10月度の例会は、10月28日(土)に決まりました。
※吾妻鏡第9巻「執権政治」読了の予定です。
詳細は別途ご連絡致します。

【例会連絡】9月度例会連絡

9月度例会のご案内です。
◆日時:9月16日(土)13:00〜15:30
◆場所:名細公民館
◆輪読:第9巻142頁、
安貞三年(1229)正月大〜160頁、寛喜二年(1230)正月大まで
◆当番:B,C班以上、よろしくお願い致します。

2017年8月1日火曜日

【例会日程連絡】9月度のご案内

17年9月度の例会は、9月16日(土)に決まりました。
詳細は別途ご連絡致します。

【例会連絡】8月度例会連絡

8月度例会のご案内です。

◆日時:8月20日(日)13:00〜15:30
◆場所:名細公民館
◆輪読: 第9巻125頁、安貞元年(1228)六月大
◆当番:A,B班
以上、よろしくお願い致します。

2017年7月6日木曜日

【例会連絡】7月度例会連絡

7月度例会のご案内です。
◆日時:7月16日(日)13:00〜15:30
◆場所:名細公民館
◆輪読:第9巻107頁、安貞元年(1227)九月大から
◆当番:E,A班
以上、よろしくお願い致します。

【公開講演会】中世の治水技術 ~『河越堤』のあり方を考えるために~

公開講演会 中世の治水技術
~『河越堤』のあり方を考えるために~

2015年9月 茨城県常総市を襲った集中豪雨は鬼怒川を決壊させ甚大な被害をもたらしました。家屋もろとも人が流される映像は、あらためて水害の恐ろしさをまざまざとみせつけました。狭小な土地に急峻な河川を持つ地形の日本は、水との戦いの歴史でもありました。
中世、入間川畔に居館を構えた豪族河越氏はどのような堤防・護岸の技術を有していたのか? 技術はいかに獲得され、また伝えられていったのか? 治水という水との戦いに焦点をあて、歴史を振り返ってみたいと思います。

▼講 師 : 帝京大学文化財研究所  畑 大介 氏

▼主 催 : 『河越館の会』

▼日 時 : 平成29年8月5日(土)13時00分~15時30分

▼場 所 : 川越市立博物館 (12時30分開場)

▼資料代 : 500円(河越館の会会員は300円)

▼参加方法:事前の申し込み不要。先着順
(100名を超えた場合は入場をお断りする場合があります。)
➣問い合せ先; 齊藤 順  ☎049-233-7169

【例会日程連絡】8月度のご案内

17年8月度の例会は、8月20日(日)に決まりました。

詳細は別途ご連絡致します。

2017年6月7日水曜日

【例会日程連絡】7月度のご案内

17年7月度の例会は、7月16日(日)に決まりました。

詳細は別途ご連絡致します。

【お知らせ】「夢の日本史(勉誠出版)」酒井紀美先生著


河越館の会の酒井紀美先生が「夢の日本史」という本を出版されました。
好評発売中です!

著 者:酒井紀美
定 価:本体2,800円+税
発 行:2017年6月
出版社:勉誠出版
URL :http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100750

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夢はどこから来るのか、いったい誰のものなのか―
神や仏からのメッセージか、はたまた、自己の欲望の現われか。
古代から現代にいたるまで、夢をめぐる議論は幾度となく重ねられてきた。
時にはその内容が政治を左右し、正夢や予知夢に人々は一喜一憂する。
現実と密接に絡み合いながら、夢は社会や生活のなかに溶け込んでいく
日本人と夢との関わり、夢を語り合う社会のあり方を、
さまざまな文書や記録、物語や絵画などの記事に探り、もう一つの日本史を描き出す。

2017年5月16日火曜日

【山形通信10】2017年5月更新

皆様、こんにちは。

blog管理人です。落合先生から山形通信が届きました!
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 こんにちは。ご無沙汰しています。当地は桜が散り、新緑の季節となってきました。

 新年度のバタバタで更新できずすいませんでした。今年度も講演会、フィールドワークを計画していますので、楽しみにしていてください。 
 さて、某テレビを見ていたら、名前の読み方についての番組をやっていて、山形の名字も登場していました。ご覧になった方もいらっしゃるでしょうか?

 私も山形大学に来て、学生名簿にふりがながないと、誤った読み方をして、学生に注意されてしまうケースが多いです。例えば、「東海林」を「しょうじ」さんという名字を呼んでも返事がなく、おそるおそる「とうかいりん」さんと呼ぶと、「はい」と返事が返ってきます。それ以外にも山形の地名で、「左沢」なんてのも最初は読めませんでした。正解は「あてらざわ」です。それから最近の学生さんの名前も、いわゆる「キラキラネーム」が目立ちますね。古典的?な「◯◯子」さんなんていう、女子の名前はほとんど見かけません。
 ところで、会員の皆さんも中にも、中世の人名の難読さに辟易している方もいらっしゃるでしょう。実際に当時なんて読んだのか、わからない人物もいますので、そんなに気になさらなくてもよいと思います。ただ、山形の英雄「最上義光」の場合は、どうしても「よしみつ」と読んでしまいたいですよね。しかし、彼の場合、1589年、妹ひがし(伊達政宗の母)に宛てた書状には、「よしあき」と自署していますので、確実に「よしあき」なのです。
 他方、河越直重という南北朝時代に活躍する彼の名前は何と読むべきでしょうか。「なおしげ」か、「ただしげ」かという可能性があります。後者は、足利尊氏の弟直義(ただよし)からの一字付与が想定されます。ご存じの方も多いでしょうが、中世の武家社会では貴人から臣下へ元服などに際して、名前の一字を付与する行為が見られます。河越氏も泰重から高重までは、鎌倉北条氏(得宗家)から一字与えられています。

 では、直重はどう読んだらよいでしょうか。そこで直重の花押に注目したのが、海津一朗氏(『楠木正成と悪党』(ちくま新書))です。詳しい考証は省きますが、直重の花押は、足利尊氏の側近高師直(こうのもろなお)の花押に酷似していますし、両者とも尊氏派であって、終生、個性的な「ばさら大名」(はでで勝手気ままな遠慮のない、常識はずれのふるまいをする武士)としても有名です。よって、直重が師直との関係を重視していたとしたら、「なおしげ」と読んだほうがよいかもしれませんね。
 6月特別例会の成功をお祈りしています。それでは。

2017年4月26日水曜日

【例会日程連絡】6月度のご案内

17年6月の例会は公民館と協力して公開講座として開催します。
6月24日(土)13時30分~15時30分 
        場所:名細公民館・多目的室になります。
詳細は以下リンクをご覧ください。


【例会連絡】5月度例会連絡

5月度例会のご案内です。
◆日時:5月13日(土)13:00〜15:30
◆場所:名細公民館
◆輪読:第9巻89頁、嘉禄三年(一二二七)丁亥正月大から
◆当番:D、E班
以上、よろしくお願い致します。

2017年4月3日月曜日

【例会日程連絡】5月度のご案内

17年5月度の例会は、5月13日(土)に決まりました。

詳細は別途ご連絡致します。

【例会連絡】4月度例会連絡

4月度例会のご案内です。
◆日時:4月22日(土)13:00〜15:30
◆場所名:名細公民館
◆輪読:第9巻75頁 嘉禄二年(一二二六)丙戌正月小から
◆当番:C,D班
※4月22日の例会開始前に総会を行い、平成28年度の報告と29年度の計画を協議します。
以上、よろしくお願い致します。

2017年3月4日土曜日

【例会日程連絡】4月度のご案内

17年4月度の例会は、4月22日(土)に決まりました。

詳細は別途ご連絡致します。

【例会連絡】3月度例会連絡

3月度例会のご案内です。
◆日時:3月25日(土)13:00〜15:30

◆場所名:名細公民館
◆輪読:現代語訳吾妻鏡9巻61ページ八月大から◆当番:B,C班
以上、よろしくお願い致します。

2017年2月5日日曜日

【例会日程連絡】3月度のご案内

17年3月度の例会は、3月25日(土)に決まりました。

詳細は別途ご連絡致します。