
blog管理人です。
最近寒さが厳しくなり朝起きるのが辛い季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
広報川越(27年12月10日号)をふと見たところ、河越館跡から出土した暖房器具の話が・・・
格式のある場所で使われる特別な暖房器具の土器片のようです。
川越の寒い冬を河越氏もこれを使って乗り越えたのかなと思うと歴史を感じます。
河越館の会の月例会も今年は12月26日(土)が最後です。
皆様、お身体にお気をつけてお過ごしください。
河越館の会は、国指定史跡河越館跡など中世の地域の歴史や文化財に対して関心を高める事を目的に、2010年6月に発足した会です。 毎月一度名細公民館に集まり、中世文献資料(現代語訳:吾妻鏡など)を読みながら、それに関連した歴史ついて学んでいます。 また、外部講師を招いての講演会を開催したり、史跡探訪(平泉、小田原など)を行ったりと幅広く活動しています。
山形城東大手門
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原崎の大仏板碑 |
写真1)大澤先生講演会の様子 |
写真2)南陽市にある熊野大社 |
写真3)猫の宮近くの板碑 |
公開講座を開催します!
講 師 立正大学非常勤講師 大澤伸啓氏
日 時 平成27年9月5日(土)
午後1時30分~午後4時 (開場は午後1時)
場 所 川越市立博物館
主 催 河越館の会
※問い合わせ先
河越館の会代表 佐藤正生 電話:049-222-6959
※参加方法
入場は無料です。事前申し込みはありません。先着順
(100名を超えた場合は入場をお断りする場合があります)
【開催の趣旨】
今回の講演会は、中世武士と寺院について注目してみました。中世の武士は殺生を業とする一方、自己の行動を罪深い行為と自覚し、死後は極楽へと望む武士も多かったようです。河越館の近くにもかつて中世寺院が存在していたようですので、中世の武士は、生前から仏教を信仰するため、館の中に持仏堂を建てたり、館の近くに寺院を建てたりしたようです。
そこで、本講演会では、栃木県足利市を本拠として、後に室町幕府の将軍ともなる、足利氏の寺院について、長年調査・研究をされてきた、大澤伸啓氏に上記の問題についてお話していただこうと思います。
最近、東国武士の本拠地でも、平等院鳳凰堂に代表される、浄土庭園をもつ寺院が存在していたことがわかってきましたので、足利氏は勿論のこと、武蔵武士の本拠地の場合についても講演していただこうと考えています。
当日は貴重なお話を拝聴できる絶好の機会になるものと思います。最新の研究成果に基づいた興味深いお話になること必定です。ご興味の方は、是非ともご参集ください。
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国指定重要文化財の観音堂
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