2014年度のミニシンポジウムは、中世の石像物、板碑(青石塔場婆)に注目してみました。
板碑とは、中世の時期に、供養塔婆あるいは墓石として立てられていたものです。河越館跡からも板碑が大量に出土していることは、周知のことかと思います。
さて、今回は、『川越市史 板碑編』などで研究調査に尽力された故岩城邦男さんの調査研究資料について寄託を受け川越市立博物館で整理が進められていること、また毛呂山町の資料館の近く(嵩徳寺跡と伝えられる場)で大量の板碑が出土したことなどを契機として、このシンポジウムを企画するに至りました。興味のある方は、是非ともご参集ください。
記
日時 2014年9月28日(日) 午前11時~午後4時頃(開場は10時30分)
場所 川越市立博物館 視聴覚ホール
報告者とテーマ
11:00~ 落合義明氏(山形大学准教授)
本シンポジウムの趣旨説明
11:15 ~12:15 佐藤春生氏(毛呂山町歴史民俗博物館)
「中世墓と出土板碑―毛呂山町崇徳寺跡の調査から―」
昼食休憩
13:30~14:00 鈴木邦照氏(川越市立博物館)
「岩城邦男氏のライフワークとしての板碑調査
―調査カード・原稿類の整理から見えてきたこと―」
14:00~14:30 中西望介氏(元川崎市文化財調査委員)
「板碑にみる中世人の祈りと習俗-川越の事例から-」
「板碑にみる中世人の祈りと習俗-川越の事例から-」
休憩
14:45~15:15 平野寛之氏(川越市教育委員会)
「河越館跡出土の板碑―廃棄と再利用について―」
15:15~16:00 質疑応答
参加方法 事前申し込みはありません。
※先着順(100名を越えた場合は入場をお断りする場合があります。)
※先着順(100名を越えた場合は入場をお断りする場合があります。)
主催 河越館の会